レイン・Xの歴史
レイン・Xは、1967年、アメリカ空軍の航空機用”液体ワイパー”として考案されました。
パイロットにとって、前方視界の確保は必須です。航空機は気圧や気温など、地上では考えられないほど条件は過酷です。そんな中で、キャノピーのウインドウに塗るだけでクリアな視界を確保できるとあって、この”液体ワイパー”はたちまち人気となりました。当然、アメリカ空軍による厳しいミリタリースペックをクリアしてのことです。
この画期的な”液体ワイパー”がクルマに使われ始めたのはラリーでした。
雨のみならず、雪や泥がつきにくいメリットをフルに生かせるからです。刻々と変化する天候と路面に対応し、ワイパーの死角に潜む魔の手からドライバーを守ってくれました。こうして、”液体ワイパー”であるレイン・Xは、プロドライバーに口コミで広まっていきました。
日本導入は1982年、弊社錦之堂を通して行われました。
当時は液体ワイパーという概念が日本には根付いていませんでしたが、レースやラリーではたちまち市民権を手にします。各地のカー用品店やホームセンターで繰り広げられた実演デモや、数々のCM展開によって、「雨の日にはレイン・X」が一気に広まります。クルマのウインドウに塗るだけで、雨の日でも安全に視界を確保する撥水剤のパイオニア、レイン・Xは、今年で日本導入38年目を迎えました。(2020年現在)
1982年 | レイン・X「ボトルタイプ」(140ml)発売 ティッシュペーパーで塗り拡げるもので、付属ツールはなしだった |
1983年 | レイン・X「ボトルタイプ」(70ml)発売 より手軽に使える70ml入り。以後10年はボトルタイプのみの展開 |
1993年 | 2本組セットと「PLUS」を発売 70mlボトルの2本組と、液性を進化させた「PLUS」を導入 |
1995年 | 「プラス・ハンディ」発売 初の簡単塗り込みタイプ。ティッシュペーパーを挟み込んで使用 |
1996年 | 「ウオッシャー2000」発売 初のウオッシャータイプ。タンクに入れておくだけの簡単タイプ |
1997年 | 「スピーディ」、「イージー」を発売 簡単ツール付きの「スピーディ」、らくヌリタイプの「イージー」 |
1998年 | 「プラス・スプレー」を発売 ガラス面にスプレーするだけで撥水効果を発揮する |
1999年 | GTシリーズを発売 撥水持続力をアップさせたレイン・Xの耐久モデル |
2001年 | 元祖シリーズなどを発売 らくヌリをはじめとした現在につながるラインナップ |
2003年 | GTシリーズ改良 ボトル形状の変更と容量アップでシリーズの充実を図る |
2004年 | 元祖シリーズ追加、ウオッシャー2000改良 より使いやすく、雨弾き効果をアップ |
2007年 | レイン・X誕生25周年 日本で展開すること四半世紀、「元祖・NEW」と「THE BIG」が新登場 |
2009年 | 「ザ・クイック」発売 きれいに、すばやく、隅々まで塗れるThe Quickボトルを採用 |
2011年 | 「ザ・クイック耐久」を発売 「ザ・クイック」の耐久モデル |
2013年 | USAレイン・Xを輸入販売 「オリジナル・ボトル」「オリジナル・トリガー」「2-in-1」の3商品 |
2016年 | ボディケミカルシリーズを発売 「ボディ・コーティング」「カーウォッシュ」「カーウォッシュ&コート」2種 |
2019年 | 「ウォーター・リペレント」を発売 大容量塗り込みタイプ |
2020年 | USAモデルに2商品を追加 「ウォッシャーフルード・アダティブ」「エクストリーム・クリーン」 |